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AGF(無人フォークリフト)の種類・導入方法

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目次
本記事の監修者
岡谷システム株式会社 河原さん
岡谷システム株式会社
常務取締役 河原氏

岡谷システム株式会社
常務取締役 河原氏

岡谷システムは、搬送自動化に関わるマテハン機器のシステム開発を行っています。350年以上の歴史を誇る岡谷鋼機株式会社のグループ会社として、機器の販売から工場導線に合わせたシステム開発までを一貫して請け負うことが可能。

AGFなどのマテハン機器メーカーのパートナーSIerとしても活動しており、搬送業務の省人化を叶える提案を得意としています。

AGF(無人フォークリフト)の走行方法とは

AGF(無人フォークリフト)とは、Automated Guided Forkliftの略で、LiDARセンサや画像処理センサなどを搭載し、コンピュータ制御により無人で搬送するフォークリフトのことです。荷積み・荷下ろし・入出荷・保管・工程間搬送などを自動化することができます。

レール上を走行するものや、軌道を持たず車輪で走行するもの、有人作業と組み合わせるなど、タイプはさまざまです。

agf ロボットの近年の傾向

物流業界や製造業界で「agf ロボット」が注目されています。その背景にあるのが2024年問題です。トラックドライバーの時間外労働時間に年間960時間の罰則付き上限規制が4月から適用(※)されるようになりました。どの業界でも人手不足は深刻な問題です。このままでは荷物が運べない、荷物が届くのが遅れる可能性があります。

有人のフォークリフトを操縦するには資格が必要であり、人材を確保するのが難しいと言われています。また、フォークリフトでの作業は危険を伴うため、事故が起きるリスクが高くなります。中には死亡事故に繋がったケースもあるようです。

agf ロボットを導入すれば、人間に代わってロボットが荷物の積み込みや荷下ろしをおこないます。agfロボットはシステムやセンサー、GPSで制御されており、24時間稼働可能、ロボットなので資格も必要ありません。単純な作業agf ロボットに任せて、難しい作業は有人フォークリフトがおこなう分担作業も可能です。

参考元:https://monoist.itmedia.co.jp/mn/articles/2403/19/news085.html

agf ロボットを導入するメリット

事故防止対策

人がフォークリフトを動かして荷物を持ち上げる作業を行う場合、荷物が落下するかもしれません。疲労による不注意で接触事故を起こす可能性もあります。

agf ロボットはプログラムで制御されているため、人がおこなう作業をagf ロボットがおこなえば、フォークリフトによる人身事故を防ぐことができます。

荷物の取り扱いにおいてもロボットならではの精密な動作で、落下による荷物の破損も削減されます。agf ロボット導入により、人士事故の削減が期待されるでしょう。

作業効率アップ

有人フォークリフトは労働時間が制限されています。スタッフによって作業の進み方も異なるでしょう。疲れが溜まればモチベーションも下がります。agf ロボットは24時間稼働可能です。人手が少ない夜間の作業や作業者の長時間労働をカバーすることができるため、作業効率もアップします。また、AGVやAMRと連携すれば、フォークリフト以外の工程間搬送も自動化もできるでしょう。作業効率が上がれば生産性も向上します。企業にとってもメリットが大きいのではないでしょうか。

コスト削減

コスト削減も期待できるでしょう。agf ロボットを24時間稼働させると、人件費を削減することができます。人件費が削減すればスタッフを募集するための求人広告費用や教育コストの削減可能です。agf ロボット導入で作業を自動化することでさまざまなコスト削減も実現することができるでしょう。

荷物を搬送するためコンベアを導入すれば、設置スペースが固定されます。相応のスペースを確保しなければなりません。限られたスペースを有効活用できるのもメリットだと言えるでしょう。

AGF(無人フォークリフト)の種類とメーカー例

VisionNav®Robotics

VisionNav RoboticsのAGFは、ビジュアルナビゲーションを用いた無人フォークリフトです。高度なビジョン技術により、高い自己位置認識能力を保持。 壁や天井等に貼り付けているQRコードを使用して、3点測量で自己位置を推定します。

車体の位置決め精度は±10mm。磁気テープ、磁気棒、レーザー反射板を設置することなく走行が可能です。

AGF(無人フォークリフト)の導入までの期間とフロー

移動距離や導線によって異なりますが、問合せからシステム構築、導入までは約6~10ヶ月程度

導入までのフローは以下の通りです。

①要件確認及び概算見積

 

工場内で、どの搬送部分をどの程度の能力で自動搬送したいかを確認します。 その後、台車・パレット・棚などAGFが運ぶ資材の荷姿も併せて確認。 概要の仕様と概算見積を提示し、依頼者が合意すれば詳細の仕様を決定します。

 

概算見積では、レイアウトや台数を決定。必要に応じて必要台数と処理能力を計算することも可能です。

②詳細な仕様確定

 

AGFを運ぶ荷物の荷姿や稼働エリア、資材の受け渡し形式を決定。 受け渡し先が「台車」または「設備」なのかを踏まえ、システム要件を決めます。
他のマテハン機器との連携が必要な際は、通信仕様なども確認します。

③導入準備~走行テスト

CADデータにて、AGFの走行ルート・マップなどを決定します。 実際の工場や倉庫の寸法を計測したり障害物を確認し、壁面に自己位置認識用の2次元コードラベルを貼付したり、実際のパレットを使用して実際の実証実験を実施。また必要に応じてWi-Fi環境の設備設計も行います。

システム構築の完了後、実際に試運転を行い、実際の業務と同様に動作させてテストを実施。 決定した仕様通り搬送業務をスムーズに行えるかを確認します。

④本稼働立会い

 

工場内で本稼働を実施。問題が無ければ検収のうえ、稼働開始となります。

AGFを有効活用するには、工場に合わせたシステム構築が必要
岡谷システム株式会社 河原さん

岡谷システム株式会社
常務取締役 河原氏

AGFは、フォークリフト免許保持者の省人化につながることから、多くの企業で導入されています。しかしより省人化につなげるためには、要望に合わせた機器選定、工場導線に合わせたシステム構築が必要です。

岡谷システムは、岡谷鋼機グループのネットワークを活用し、マテハン機器の選定・導入・システム構築までワンストップでの提供も可能です。ぜひAGFの導入時は一度お問い合わせください。

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AGF(無人フォークリフト)の導入メリット

物流業界のDXを実現により、企業課題を解決

AGFは、コンピュータ制御により高度で正確な動作制御が可能です。

AGFを導入することで、独自のロボットコントロールシステム(RCS)により、複数台車両の群制御が可能。さらにLiDAR、超音波、光電センサー、バンパーセンサー等の組み合わせによる高い安全性を実現できます。

また、高度な適応性により、複数サイズのパレットや鉄パレットにも対応し、多段や高層対応も可能です。

夜間も稼働可能

製造業や物流業界では人手不足が深刻化しており、フォークリフトを運転できる作業員を確保できない現場も多くあります。AGFなら無人で24時間稼働できるため、人が集まりづらい現場や夜間帯でも作業を進めることが可能

熱中症リスクの高い倉庫内や、工場など人にとっては過酷な作業環境でも稼働できるため、生産性が向上します。

コスト削減につながる

AGFは、システム構築を含めると高価な初期投資ですが、その分人件費を低減できるため、投資対効果が高いことが特徴です。

人件費の削減はもちろん、安全を確保するための教育費用や採用コストも減らすことが可能なため、製造現場の活用が期待されています。

AGF(無人フォークリフト)と
一緒に導入されるマテハン機器は?

AGFは、さまざまなマテハン機器と複合的に導入されています。例として以下のように活用されています。

製造業向け

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大手製造業を中心に、自動化が進められている「工場内の搬送自動化」。 労働力不足とコスト削減、変種変量の生産を目的として、搬送自動化が重要なテーマとなっています。
当サイトでは、工場内搬送自動化の費用対効果からマテハン機器、導入事例まですべて紹介。AGF以外のマテハン機器も紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

他にも活用されているマテハン機器
監修

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岡谷システム株式会社

岡谷システムキャプチャ

引用元:岡谷システム公式HP
(https://www.okaya-system.co.jp/)

製造業の課題解決に尽力する岡谷鋼機株式会社のグループ会社として、「工場内搬送自動化」の提案からシステム構築までを請け負う岡谷システム株式会社。

グループ会社の知見を活かし、搬送自動化に関わる機器の販売から工場導線に合わせたシステム開発までを一貫して提案しています。工場の導線に合わせた機器の選定・システム構築を通して、企業の業務効率化・省人化に貢献しています。

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