AGVの光学式と磁気式の違いについて
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ここでは工場内物流を自動化するAGVについて、光学式と磁気式の違いを中心に解説していきます。このページは「搬送系物流ロボット」を紹介するページ(https://www.material-handling-manufacturing.com/question/kinds.html)の内容について、さらに詳しく解説するものです。AGVの種類からしっかりと解説していきますので、工場内物流の自動化を検討している方は、ぜひ参考にチェックして下さい。
AGVの種類について
AGVは、それぞれの現場で対応ができるようにさまざまな種類のものが展開されています。AGVの種類についてはその違いをよく知っておくと、自社工場にぴったりのAGV選びができるのではないでしょうか。ここでは大きく3つの観点から、どのようなものがあるかを紹介します。
製造現場に対応した豊富な種類がある
まず一つ目のポイントとしては「搬送方法の違い」が挙げられます。どんな荷物を運搬するのかによって、積載型や牽引型、低床型などさまざまなパターンのものから選ぶことになります。積載型は荷物を台車に載せるタイプ、牽引型は台車を連結して牽引するもの、低床型は台車の下にAGVが潜り込んで持ち上げ、搬送します。
二つ目は「誘導方法の違い」です。どのような方法で走行経路を誘導するのかにより、経路誘導式や追従式、自律移動方式などに分かれます。経路誘導式はテープなどを床に貼ることで誘導ができ、追従式は人や特定の車両を追従させます。そして自律走行式は自己市推定機能などにより自律的に走行します。
そして三つ目のポイントは「走行方式の違い」です。床に磁気テープを貼ることで磁気センサーにより走行する時期誘導方式のほか、光学センサーによって誘導テープを読み取る高額誘導方式、さらにはQRコードやARマーカーを設置することで情報読み取り現在地を把握する画像認識方式などがあります。
物流ロボットはその他にもさまざまなものがあります。詳しくは以下のページを参照下さい。
光学式と磁気式の違いとは?
上記で紹介した中においても、「光学式」と「磁気式」は明確な違いもある特徴的な走行方式となっています。ここではそれぞれの特長と課題について紹介しますので、AGVの導入を検討している方はぜひ参考にしてみて下さい。
磁気式AGVの特長と課題
磁気式AGVは、床に磁気体そのものを埋め込んだり、磁気テープを貼るなどする方式のものです。それらを磁気センサーで読み取ることにより目的地までたどり着くことが可能で、AGVの中でも広く普及している方法の一つとなっています。しかしルートを変更しようとなると埋め込んだ磁気体を移したり磁気テープを張り替えなければいけません。そうなるとコストがかかってしまうことから、この点がデメリットになるといえるでしょう。また、ルート上に配管や鉄骨などがある場合、余計な磁気が発生してしまいうまく動かなくなる可能性があります。運行指示に知識が求められたり、メンテナンスが大変な点も磁気式AGVの大きな課題となっています。
光学式AGVの特長と課題
光学式AGVは光学センサーを使うことにより、床面に貼られた誘導テープの光の反射などを認識し走行する方式のものをいいます。磁気式AGVは専用の磁気テープが必要ですが、光学式AGVでは市販のビニールテープなどで誘導することが可能なため、余分なコストがかかりません。導入時や運送ルートを変える場合に発生するコストを抑えられるという強みがあり、スピーディーかつ臨機応変に対応できます。小回りの利く操作ができるうえに専門知識が無くても動かせるため、使いやすいAGVとして高い評価を得ています。また、使用機器も市販品が中心となることから、メンテナンスも比較的容易にできるようになっています。
自社に合ったAGVを
AGVの導入は業務効率化やコスト削減、人手不足の解消などさまざまな効果が期待出来ます。しかし自社に合ったソリューションを導入しなければその効果は得られず、得られるはずのメリットが得られなくなるだけでなく、余分なコストの発生などにより、デメリットのみが発生してしまうかもしれません。これらのシステム導入は専門業者に相談をすることで、自社が得たい効果を最大限得られる形での提案をしてもらえます。光学式AGV・磁気式AGVのどちらであっても特長を最大限活かしたソリューションを導入することで、自社のさまざまな課題解決が実現できるでしょう。これまでに多くの課題を解決してきた実績豊富な専門業者をパートナーに選びましょう。
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岡谷システム株式会社

引用元:岡谷システム公式HP
(https://www.okaya-system.co.jp/)
製造業の課題解決に尽力する岡谷鋼機株式会社のグループ会社として、「工場内搬送自動化」の提案からシステム構築までを請け負う岡谷システム株式会社。
グループ会社の知見を活かし、搬送自動化に関わる機器の販売から工場導線に合わせたシステム開発までを一貫して提案しています。工場の導線に合わせた機器の選定・システム構築を通して、企業の業務効率化・省人化に貢献しています。