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クリーンルームに導入するAGV・AMRについて

半導体や医薬品の製造環境として設置されるクリーンルームでは、ISOクラス5~7の厳格な塵埃管理が求められ、例えばほこり、花粉、浮遊物質、エアロゾルなどの粒子が1立方メートルあたり20〜30μmに抑えることが求められます。当然ながら、そうした環境下で人間が手作業で運搬作業を行うと、交差汚染の原因に。そこで活用されるのが、AGV(無人搬送車)やAMR(自律移動ロボット)です。ここではクリーンルームにAGVやAMRを導入するメリットや求められる基準、注意すべきポイントなどをまとめています。ぜひ、参考にしてみてください。

クリーンルームでのAGV・AMRの特徴

クリーンルームとは空気中の微粒子などを極限まで排除した状態が保たれている環境であり、そうした現場に導入されるクリーンAGVやクリーンAMRにはもちろん、厳格や基準や条件が求められます。クリーンルームに導入されるAGV・AMRそれぞれの特徴について、詳しく見ていきましょう。

クリーンAGVの特徴

床に設置された磁気テープやレーザーガイドに沿って移動するAGVはより安定的な作動が期待できコスト面もAMRより安価な半面、障害物の回避能力などは備えていません。人間が入室しない環境で、固定されたルート間の自動搬送に適していると言えるでしょう。

求められる性能はIP65以上の防塵・防水構造、抗菌塗装、静電気対策が標準装備されていること。ゴミや油分などの発生をゼロに抑え、また人間の入室を排除することによって、クリーンルームの国際基準であるHACCPやGMP、ISO14644などへの準拠を実現します。

クリーンAMRの特徴

センサーやLiDARを用いて自律的に移動するAMRは、障害物を回避する性能に優れ、人との共存も可能。とりわけ狭小クリーンルームの変動搬送に強みを発揮してくれることが期待できます。

求められる性能としてはIP65〜IP67相当の防塵・防水構造が必須。抗菌塗装や静電気対策も求められます。その上で鍵となるのは、衛生管理機能の充実度合い。例えば異なる清浄度ゾーンを行き来する際に自動で消毒を行う機能や、搬送履歴や消毒記録をデータベース化してトレーサビリティ管理が行える機能を備えている機種が推奨されます。

項目

クリーンAGV

クリーンAMR

走行方式

固定ガイド(テープ/レーザー)

自律SLAMLiDAR/カメラ)

塵埃制御

防塵構造・静電対策優位

非接触・洗浄容易で同等

柔軟性

低(工事必要)

高(即時再設定)

負荷・速度

高負荷・低速安定

中負荷・変速対応

適した用途

定型ウエハー搬送

変動トレー輸送

クラス対応

ISO5~7標準

ISO5~7オプション

クリーンルーム活用事例とメリットについて

医薬品や半導体などの製造現場では空気中の微粒子を極限まで排除したクリーンルーム環境が求められます。しかしながら、人間の出入りによって交差汚染のリスクは増えてしまいます。

その点、AGV・AMRをクリーンルームで活用すれば、衛生基準を恒常的に維持することが可能です。また人手不足の製造現場であってもAGV・AMRなら24時間運用することができ、生産性向上や誤搬送の抑制といったメリットも期待できます。

クリーンルームでの生産性・品質向上に、AGV・AMRは大きく寄与

以上の通り、厳格な清浄環境が求められるクリーンルームにおいても、防塵・防水構造や抗菌塗装、静電気対策などの条件を満たしたAGV・AMRであれば、導入・運用が可能です。医薬品や半導体などの製造現場において、省人化や24時間稼働といったメリットを付与し、生産性や品質向上にも大きな期待が持てるはずです。クリーンルームへのAGV・AMR導入を、ぜひ検討してみてください。

監修

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岡谷システム株式会社

岡谷システムキャプチャ

引用元:岡谷システム公式HP
(https://www.okaya-system.co.jp/)

製造業の課題解決に尽力する岡谷鋼機株式会社のグループ会社として、「工場内搬送自動化」の提案からシステム構築までを請け負う岡谷システム株式会社。

グループ会社の知見を活かし、搬送自動化に関わる機器の販売から工場導線に合わせたシステム開発までを一貫して提案しています。工場の導線に合わせた機器の選定・システム構築を通して、企業の業務効率化・省人化に貢献しています。

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