工場内搬送自動化の導入フロー
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- 岡谷システム株式会社
常務取締役 河原氏
岡谷システム株式会社
常務取締役 河原氏
岡谷システムは、搬送自動化に関わるマテハン機器のシステム開発を行っています。350年以上の歴史を誇る岡谷鋼機株式会社のグループ総合力により、エンジニアリング業務から、システム開発・設備導入までを一貫して請け負うことが可能。
AGVや自動倉庫など、マテハン機器メーカーのパートナーSIerとしても活動しており、搬送業務の自動化・省人化を叶える提案を得意としています。
本記事では岡谷システム監修の元、各機器の費用目安や費用対効果を紹介します。
工場内搬送自動化の導入フローとは
ここでは、工場内搬送自動化の一般的な流れを紹介します。機器の種類や導入数にもよりますが、約半年~1年ほどで導入可能です。
ここでは、一般的な導入までの流れを紹介します。
①要件確認及び概算見積
工場内で、どの搬送部分をどの程度の能力で自動搬送したいか、またどの程度の保管が必要かなどを確認します。
その後、台車・パレット・棚など、運びたい資材の荷姿も併せて確認。
これらを踏まえて必要な機器や機器の台数を決定します。 概要の仕様と概算見積を提示し、依頼者が合意すれば詳細の仕様を決定します。
必要に応じて専用システムにてシミュレーション結果を提示してもらうことも可能です。
②詳細な仕様確定
各機器のシステム要件を決定します。
受け渡し先が「人」または「設備」かによって、HMI(human-mashine interface)などのシステム要件が変わるため、機器の連携についても要件を定義します。
また他のマテハン機器との連携が必要な際は、通信仕様なども確認します。
③導入準備~走行テスト
CADデータにて、各機器の走行ルート・マップなどを決定します。 実際の工場や倉庫の寸法を計測したり障害物を確認し、床にAGV走行用の2次元コードのラベルを貼付したり、必要に応じてWi-Fi環境の整備を行います。
システム構築の完了後、実際に試運転を行い、実際の業務と同様に動作させてテストを実施。 これまで通り搬送業務をスムーズに行えるかを確認します。
④本稼働立会い
工場内で本稼働を実施。問題が無ければ検収のうえ、稼働開始となります。
搬送自動化の依頼に必要な法律や規格
搬送自動化を行う際に、忘れてはいけないのがリスク対策です。ここでは、知っておきたい法律や規格について解説します。
機械安全
機械設備の導入によってさまざまなメリットが得られる一方、はさまれ・巻き込まれ等により身体部位の切断・挫滅など、重篤な災害や死亡災害が後を絶ちません。しかし、機械はその使用状況をあらかじめ想定できるため、適切な安全対策を取って使用することで、確実に機械災害の大部分を防止することが可能です。
機械安全とは、機械が壊れたり、人が操作法を間違えたりしても、技術によって作業者の安全を確保するという考え方です。具体的には、装置周辺に侵入を検知するセンサを設ける、装置の作動中はスイッチで柵のドアをロックする、などです。
近年特にAGVの開発が進んでおり、可搬重量も高く、比較的高速で走行するため、AGV走行エリア・人の作業エリアを分ける「歩者分離」のレイアウト設計も多く導入されています。
労働安全衛生法
1972年に制定された、労働者の安全と快適な職場環境の形成について、基準を定めた法律です。
企業には、工場や倉庫内において「機械や設備による危険」「爆発物・発火物等による危険」「電気・熱その他のエネルギーによる危険」「ガスや粉じん、放射線や振動などによる健康障害」などへの対策を行うことが求められており、違反した場合は、「懲役」または「罰金」の罰則が科される可能性があります。
ISO規格
ISO3691-4は、加速化する自動化車両分野の新技術の開発に対応するため、世界各国から集まったエキスパートによって2020年に発行されました。
AGVやAMRなどの無人搬送車、無人搬送システムに適用される国際規格で、無人搬送車(システム)のオペレータまたは製造業者が準拠するべき安全機能の要件が定義されています。
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常務取締役 河原氏
岡谷システム株式会社
常務取締役 河原氏
これまで属人化していた作業を自動化することで、より生産性向上につながる「工場内の搬送自動化」。メリットが多い一方、要件をしっかり定義しないまま導入してしまうと、「結局人の手で行った方が早い」という結果になりかねません。
近年、SIerなどを通して海外のスタートアップ企業の製品導入も増えていますが、工場の安全を担保するためにも実績やノウハウが豊富な企業を選ぶことがおすすめです。
こちらのページは、倉庫や工場のDX化・システム化に精通している岡谷システムの魅力をご紹介しています。ぜひチェックしてみてください。
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引用元:岡谷システム公式HP
(https://www.okaya-system.co.jp/)
製造業の課題解決に尽力する岡谷鋼機株式会社のグループ会社として、「工場内搬送自動化」の提案からシステム構築までを請け負う岡谷システム株式会社。
グループ会社の知見を活かし、搬送自動化に関わる機器の販売から工場導線に合わせたシステム開発までを一貫して提案しています。工場の導線に合わせた機器の選定・システム構築を通して、企業の業務効率化・省人化に貢献しています。