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AGV・AMRのサスペンションついて

例えば、床が平面で段差のない屋内施設などではさほど問題ありませんが、工事現場など屋外の不整地、あるいは屋内でも段差や傾斜などがある現場では、導入するAGV・AMRはサスペンションを装着している機種が望ましいと言えます。不安定な路面状況でも荷崩れなどを防止し、安定した搬送を実現するための鍵となるからでず。ここではAGVやAMRに装備されるサスペンションについて仕組みやメリットを解説しています。ぜひ、参考にしてみてください。

AGV・AMRのサスペンションの重要性

まずは、AGV(無人搬送車)とAMR(自律走行搬送ロボット)についておさらいしておきましょう。AGVは磁気テープなどで設定した特定のルート上の搬送を行うもの。AMRはカメラやセンサーなどを備え、障害物などを回避しながら運搬を行うものになります。

サスペンションは、車やバイクがお好きな方には馴染みのあるもの。スプリングとショックアブソーバーを組み合わせ、路面からの衝撃を吸収しながら走行安定性を向上させる装置になります。不安定な路面状況でも荷崩れなどを抑制しながら搬送効率を向上させるためには、まさに不可欠な装備と言えるでしょう。そんなサスペンションも、AGVに装着されるものとAMR用のものには、いくつかの違いがあります。それぞれの特徴は、以下の表の通りです。

AGVとAMRのサスペンションの比較

項目

AGVサスペンション

AMRサスペンション

主な方式             

コイルスプリング・油圧(固定ルート向け耐久性重視)

ゴムバンプ・アクティブ制御(障害物迂回時の瞬発対応)

荷重対応

連続傾斜5°、重心オフセット設計

動的重心変化対応、登坂能力高め

メンテナンス

定期交換必要

センサー連動で予知保全

適した床面

平坦ライン

不整地・混在エリア

以上の通り、AGVのサスペンションは比較的シンプルで低コスト。AMRはより高性能で柔軟性も高くなりますが、その分コストも比例して高額になるという傾向があります。

工場現場での設計・選定ポイント

サスペンション装備のAGV・AMRを工場現場に導入するにあたっては、機種選びが重要となります。ポイントとなるのは次の通り。まずは工場現場で求められるスペックとの整合性を確認。AGV・AMRの耐荷重や速度、総重量、振動抑制の度合いなどをチェックし、実地テストも行った上で選定するというのが確実です。また傾斜のある現場への導入を想定しているのであれば、登坂可能なスロープ角度も要チェック。コンプリートやエポキシ樹脂など対応可能な床材の確認も同様です。安全性に関しても異常振動で自動停止したり、ISO10218準拠していることが必須となります。

これらの要素を踏まえた上で、搬送レイアウトが固定されている現場ならAGV。搬送ルートが変化する現場であればAMRに強化サスペンションを備えた機種が推奨されます。

AGV・AMRのサスペンションは、搬送安定のキーファクター

先述の通り、サスペンションは振動吸収や走行安定性を向上させ、荷崩れ防止に大きく寄与します。まさに搬送の安定性を高めるための鍵と言えるでしょう。導入現場の段差や斜面などをしっかり考慮した上で、導入を検討してみてください。

監修

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岡谷システム株式会社

岡谷システムキャプチャ

引用元:岡谷システム公式HP
(https://www.okaya-system.co.jp/)

製造業の課題解決に尽力する岡谷鋼機株式会社のグループ会社として、「工場内搬送自動化」の提案からシステム構築までを請け負う岡谷システム株式会社。

グループ会社の知見を活かし、搬送自動化に関わる機器の販売から工場導線に合わせたシステム開発までを一貫して提案しています。工場の導線に合わせた機器の選定・システム構築を通して、企業の業務効率化・省人化に貢献しています。

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