AGVの充電方式について解説
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AGVを選ぶ際、走行方式に注目しがちですが、充電方式にも選ぶポイントがあります。AGVの使用目的や現場の状況などに応じて、メリット・デメリットもありますので、充電方式の違いをよく把握しておきましょう。3つの充電方式についても詳しく解説します。
充電方式の違いによるメリット・デメリット
充電方式が違うと、充電やメンテナンスのやり方や事故リスクまで異なってきます。AGVの基本的な充電方式は有線・接触式・ワイヤレスの3つです。これらの充電方式によってどのように違うのかをみていきましょう。
有線
バッテリーを取り外して充電器に接続して充電する有線式は、人が充電作業をしなければなりません。多くのAGVで採用されている充電方式であり、交換用に複数のバッテリーを使用しているのが一般的です。バッテリーを複数使うことで充電中もAGVが稼働できるメリットがあります。
ただしバッテリーの重量は数10㎏程度あるため、充電の際には交換作業をする人に負担がかかります。また万が一バッテリーが落下すれば、故障やケガなどに繋がるリスクもあります。
接触式
接触式とは、AGVが自動的に充電場所に移動し、接触端子に触れることで充電する方式です。バッテリー交換をする必要がなく、人が充電作業をする負担がなくなります。
人の負担が軽減される分、充電中はAGVが稼働できないため、AGVの稼働できる時間を考慮し、いつ充電するかを検討する必要があるでしょう。
また、接触端子に異常や不備があれば充電されず、気づかずにいると次の稼働がすぐにできずに作業効率が下がってしまいます。スパークや感電による事故リスクもあるため、日頃からこまめなメンテナンスが必要です。
ワイヤレス
ワイヤレス充電の場合も、接触式と同様にAGVが自動で充電場所に行き充電をしてくれます。非接触で充電できるのでワイヤレス式と呼ばれていますが、AGVの停止位置に充電設備を設置しておけば充電ができます。
AGVの作業がないすきまの時間に自動的に充電されるため、作業者は充電の心配をすることなく負担が軽減されます。また接触式のように接触端子がないため、メンテナンスの回数も減らすことができます。
ただし有線や接触式に比べて充電速度が遅いというデメリットもあります。また充電位置がずれると充電されない場合もあるため注意が必要です。ワイヤレス式も充電中は稼働しにくいでしょう。
AGVの稼働シーンによって充電方式を選ぼう
AGVが稼働するにはバッテリーが必要であり、いつ、どのように充電を行うかは作業効率の向上を考える上でも大変重要です。
AGVの主な充電方式は、有線・接触式・ワイヤレスの3つ。それぞれにメリット・デメリットがあるので、AGVをどのように使うか、どのような現場で稼働させるかなどによって、向き不向きがあります。
現場の状況に合った充電方式を考慮して、AGVを選ぶと良いでしょう。
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岡谷システム株式会社

引用元:岡谷システム公式HP
(https://www.okaya-system.co.jp/)
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